かつて、「暗黒の魔法使い」がメイプルワールドを支配していたころ、 人々の平和を守っていた5人の英雄がいた。 彼らは、ふつうの人間には使いこなせないような特殊なスキルを武器に 暗黒の魔法使いに立ち向かっていたが、徐々に形成は悪化していった。
やがて、彼らだけの力ではメイプルワールドを守りきれないと悟った5人は、 人々をビクトリアアイランドにまとめて避難させると、決死の覚悟を持って最後の決戦を挑んだ。 その戦いにより「暗黒の魔法使い」の魔の手はメイプルワールドから消え去ったが、 英雄たちもまた誰一人として戻ることはなかった。 人々は、英雄たちも皆死んでしまったものだと、悲しみにくれた。 そんな伝説の戦いから、数百年後・・・。
英雄は、死んではいなかった。 暗黒の魔法使いの呪いにかかり、氷の中に閉じ込められたまま 永劫とも思える数百年の時を過ごしていたのである。 氷の中に閉じ込められていたのは、英雄「アラン」 暗黒の魔法使いと戦った、鉾使いの英雄である。
呪いが解け、目覚めたばかりのアランの傍らには一人の少女がいた。 少女の名は、リリン。 英雄の目覚めを予言していた一族の生き残りである。 リリンは、暗黒の魔法使いの復活を阻止するため、 目覚めたアランが過去と同等の能力を取り戻せるよう手助けをした。 すべての能力を失ったアランだったが、リリンの助力の甲斐もあり、 徐々に今の世界のありようを知っていく。
修行を重ねることによって、アランは無意識の中に眠っているスキルを思い出していくだろう。
もう一度、英雄になるために。 |